冬が旬な野菜を食べよう!冬野菜の種類と特徴

冬が旬な野菜を食べよう!冬野菜の種類と特徴

野菜には夏野菜があるように、冬野菜もあります。冬野菜があること自体は知っていても、「どのような野菜があるの?」、「冬野菜にはどのような特徴があるの?」といった疑問を抱いている方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ここでは冬野菜について詳しく紹介していきます。冬野菜にはどのようなものがあるのか、どのような特徴があるのか詳しく見ていきますので、これを機に冬野菜に関する知識を得ておきましょう。

 

 

冬野菜とは

冬野菜とは、冬が旬の野菜のこと。つまり、冬が主な収穫時期となる野菜のことです。冬の時期に収穫できるので、冬の季節に食品スーパーなどでも多く出回ります。

ちなみに冬野菜と同様に、春が旬な野菜は「春野菜」、夏が旬な野菜は「夏野菜」、秋が旬な野菜は「秋野菜」と呼びます。

 

 

冬野菜にはどんなものがある?

冬野菜がどういう意味か分かりましたか?それでは、冬野菜の中にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。冬が旬となる野菜には多くの種類がありますが、その中から代表的なものをいくつか紹介していきます。

 

■ブロッコリー

冬がおいしい花野菜「ブロッコリー」の旬は11月〜3月

ブロッコリーは最近では1年を通して流通していますが、最もおいしい時期は冬。11月頃から3月頃までがおすすめです。お弁当の空いたスペースを彩ってくれるので、重宝している主婦の方も多いはず。そんなブロッコリーには栄養もたくさん入っています。

詳しくはこちらの「冬がおいしい花野菜『ブロッコリー』の旬は11月〜3月」をご覧ください。

 

■白菜

「白菜」は冬の万能野菜。鍋料理に最適な水溶性ビタミンC。

冬の寒さが厳しくなると、うまみや甘さがぐんと増してくる白菜。鍋の季節には欠かせませんね。白菜には水に溶けやすいビタミンCが多く含まれています。そのため、鍋やシチューといった煮汁まで食べるような料理に使うのがおすすめです。

詳しくはこちらの「『白菜』は冬の万能野菜。鍋料理に最適な水溶性ビタミンC。」をご覧ください。

 

■小松菜

緑黄色野菜の中でも栄養価が高い小松菜の栄養素とは

東京都江戸川区の小松川地域でつくられたことから「小松菜」と名が付いたそうです。そんな小松菜も冬野菜の1つ。おひたしや和え物のほかに、味噌汁やスープの具材として使うのもおすすめです。

詳しくはこちらの「緑黄色野菜の中でも栄養価が高い小松菜の栄養素とは」をご覧ください。

 

■大根

【珍しくておいしい野菜】「三浦大根」とは

大根を食べるときには2つのポイントがあります。1つは、1本の大根にも味の違いがあることです。

葉に近い部分は辛さが少ないため、サラダにしたり炒め物にしたりするのがおすすめ。真ん中の部分は煮物に使い、辛さの強い先端近くはおろしに使うとよいでしょう。ポイントの2つ目は、葉には栄養が詰まっているということです。葉の部分も捨てずに使いましょう。細かく切って炒め物にちょい足ししてみてください。

また、大根と言うと思い浮かぶのは1つしかないかもしれませんが、実は珍しい種類のものも多くあります。詳しくは以下をご覧ください。

「【珍しくておいしい野菜】『三浦大根』とは」

「【珍しくておいしい野菜】小ぶりサイズでほどよい辛さが自慢『亀戸大根』」

「【珍しくておいしい野菜】『聖護院大根(しょうごいんだいこん)』とは」

「【珍しくておいしい野菜】『紅芯大根(こうしんだいこん)』とは」

 

■ほうれん草

【珍しくておいしい野菜】「日本ほうれん草」とは

ビタミンやミネラルが豊富な、ほうれん草。茹でて冷蔵庫や冷凍庫で保存しておけば、おひたしや和え物として、おかずを1品増やすことができます。お弁当の空いたスペースを埋めるのにも役立ちます。

下ごしらえの際にはしっかりと水洗いをしてから茹でます。茹でるときには葉の部分を持ちながら茎を30秒ほど先に茹でてから、葉の部分も鍋に入れていきます。1~2分を目安に茹でてください。10cmほどの一口サイズに切ってラップをし、冷蔵用・冷凍用の袋に入れれば完成です。

ほうれん草について詳しくはこちらの「【珍しくておいしい野菜】『日本ほうれん草』とは」をご覧ください。

 

■春菊

春菊の旬は11月〜2月!春菊の料理は加熱方法がコツ

鍋の季節には欠かせない春菊。その苦みが好きという方、そうでない方といったように両極端に分かれるのではないでしょうか。春菊は苦いから嫌いという場合には、おいしく春菊を召し上がっていただける方法があります。

詳しくはこちらの「春菊の旬は11月〜2月!春菊の料理は加熱方法がコツ」をご覧ください。

 

このほかにも冬野菜には、キャベツ、レタス、にんじん、ごぼう、じゃがいも、かぼちゃ、ニラ、水菜、れんこんといったものがあります。気になる野菜の旬な時期を調べてみても面白いかもしれませんね。

 

 

冬野菜にはどんな特徴がある?

続いては、冬野菜の特徴について見ていきましょう。冬野菜にはどのような特徴があるのでしょうか。大きく分けて2つの特徴があります。

 

冬野菜の特徴1:冬野菜は甘い!

冬野菜の特徴は甘いということ。実はこの甘さには寒い季節に育つことが関係しています。野菜には水分が多く含まれています。ただの水であれば0℃になると凍ってしまいますが、野菜の中に含まれる水分はただの水というわけではありません。そこには糖分が含まれています。糖分の含まれる水が氷る温度は0℃を下回ります。冬が旬な野菜は、自ら糖度を高くし、凍ってしまうのを避けているのです。

 

冬野菜の特徴2:冬野菜は体を温める!

冬野菜の2つ目の特徴は、体を温めてくれること。冬野菜にはビタミンEとビタミンCが多く含まれています。ビタミンEには血行促進作用が、ビタミンCには鉄分吸収促進作用が期待されています。この働きによって体が温まるというわけです。水に溶けやすいビタミンCの摂取には、煮汁もおいしく飲める鍋がおすすめです。

 

冬野菜には以上のような特徴があります。調理の方法もいくつもありますので、冬には冬野菜を楽しんでみてください。レシピを知りたい方はこちらの「冬のおすすめのレシピ一覧」をご覧ください。