2018年3月15日
【珍しくておいしい野菜】小ぶりサイズでほどよい辛さが自慢「亀戸大根」

江戸前の野菜「亀戸大根(かめいどだいこん)」とは
江戸時代から東京都江東区亀戸周辺で栽培されてきた春大根です。
肥沃な粘土質が大根栽培に適しており以前は盛んに栽培されていましたが、現在では「幻の大根」となってしまいました。
別名「おかめ大根」「お多福大根」とも呼ばれ、30cm程度の小ぶりな根っこが特徴です。
食べ方は、浅漬けがおすすめ。やわらかい葉と、辛みのある大根らしい味の根っこを一緒に浅漬けにしてみてください。
炊き立てのご飯と一緒に食べたら、当時の江戸っ子が亀戸大根を好んだ気持ちがわかるかもしれません。
おすすめレシピ「亀戸大根の即席漬け」
※写真はイメージです
材料(つくりやすい量)
- 亀戸大根 200g
- 切り昆布(生) 40g
- 塩 小さじ1/2
つくり方
- 亀戸大根の根部は薄くスライスする
- 葉と昆布はさっと湯がいて冷水に取る。葉は細かく刻み、昆布は食べやすい長さに切る
- ボウルに大根(根と葉)、塩を入れてよく揉み、切り昆布を加えてさっと混ぜてから、10分置いたらできあがり
★辛みは加熱すると和らぎます
亀戸大根の産地、珍しさ
生産地:埼玉、神奈川 ほか
区分:伝統
愛づらし度:50(100が最高)
見て楽しく、知って楽しく、食べておいしい「いと愛づらし名菜百選」
名前の由来は、「珍しい」と、すばらしさを意味する古語の「めづらし」をかけ合わせたもの。
その名のとおり、
- これまで見たことや食べたことのない珍しい野菜
- 各地方に伝わる伝統野菜
- 形自体が面白く、学術的重要性が高いと思われる野菜(実はこうなっているんだーと感心してしまう野菜)
を基準に選定をおこないます。
「この野菜は…」と話したり思いを馳せたり。ぜひ食卓でお楽しみください。
レシピつきでお届け「いと愛づらし野菜セット」はこちらから。