「クロ」「メバチ」「ミナミ」「キハダ」「ビンチョウ」まぐろの種類・部位を解説!

「クロ」「メバチ」「ミナミ」「キハダ」「ビンチョウ」まぐろの種類・部位を解説!

一言でまぐろといっても、種類、部位、個体によって味や性質はさまざまです。

それぞれの特性に合わせて楽しみましょう。

 

今回は、あまり知られていない「まぐろの種類」について解説します。

まぐろの種類解説

 

●クロマグロ(250kg超)

クロマグロ(250?超)

通称「本まぐろ」。体長約3m、体重は400kg前後に達し、サイズも価格や味の評価も最高峰に君臨する「まぐろの王様」です。天然のクロマグロは数が激減していることもあり、なかなかお目にかかれませんが最近は養殖(蓄養※)のクロマグロも市場に出るようになってきました。

 

●ミナミマグロ(200kg超)

ミナミマグロ(200?超)

別名「インドマグロ」。南半球に生息し、体長は2mを超えます。身の変色が早いため扱いは難しいものの、特に中トロ部分の脂の甘味、旨味が強いのが特徴です。最近ではオーストラリアなど南半球の国々での蓄養も進んでいます。

 

●メバチマグロ(200kgくらい)

メバチマグロ(200?くらい)

世界中の温帯から熱帯の海域に生息、ぱっちりとした目を持つまぐろ。関東では最も流通量の多い種で、特に甘味が強く、ねっとりとした身質の赤身が人気です。らでぃっしゅぼーやで販売している「マストミ」のネギトロは、延縄で獲れたメバチマグロの赤身が使われています。

 

●キハダマグロ(180kgくらい)

キハダマグロ(180?くらい)

体色が全体に黄色味がかっていることから「黄肌」と呼ばれています。長距離を移動する性質から、良質な筋肉がついて「刺身が立つ」と表現されるほど、身に弾力があります。主に関西で好まれる種です。

 

●ビンチョウマグロ(110kgくらい)

ビンチョウマグロ(110?くらい)

別名「ビンナガマグロ」。世界中の海に広く生息する小型まぐろ。身の色が薄いことから缶詰などに使われることが多かったのですが、最近はその味のよさから寿司ネタとしても広く親しまれています。

 

※「養殖」は卵の孵化から人の手で行い、魚を成長させる方法。「蓄養」は、稚魚や小さい状態のまぐろを海から獲ってきて、いけすの中で一定サイズまで大きくさせる方法。まぐろの完全養殖はまだまだ難しいのが現状です。

 

まぐろの部位解説

 

大きな魚だけに、部位によって特性も味わいも大きく異なります。
一頭で何度もおいしい、まぐろの魅力をぜひお楽しみください。

部位解説

●1 脳天

一頭のまぐろからわずかしかとれない希少部位。脂がのっていながら、赤身の旨味も感じられます。

 

●2 ホホ

加熱すると身がふんわりとやわらかく、牛肉のような食感が生まれる不思議な部位。ステーキや照り焼きがオススメです。

 

●3 カマ・カマトロ

エラと腹の間。特にお腹に近い部分は「腹カマ」という脂がたっぷりとのった部位で、最高級部位として知られています。

 

●4 背(かみ・なか・しも)

頭に近い部分から順番に「かみ、なか、しも」と分けられます。主に「中トロ」として出回る脂ののった部分です。

 

●5 赤身

お肉で言えば「フィレ」の部分。とりわけまぐろの赤身は低脂肪、高たんぱくで、アミノ酸、不飽和脂肪酸、血液の健康を助けるEPA、老化を防ぐ核酸、鉄分、ビタミンB12など、まさに栄養の宝庫。食べない手はありません。

 

●6 腹(かみ・なか・しも)

頭に近い「かみ」が「大トロ」の部分ですが、腹部分はすべてトロとして寿司ネタなどで食べられます。らでぃっしゅぼーやで販売している「ネギトロ」を製造している枡富社長オススメの「トロビンチョウ」もぜひお試しを!

 


 

いかがでしたでしょうか。

らでぃっしゅぼーやでは野菜だけでなく魚も取り扱っています。こだわりの鮮魚について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

 

また、鮭についても解説していますのでこちらの記事もご参考下さい。

鮭の種類を徹底解説!