どうしてまぐろの種類によって値段が違うのですか?まぐろのQ&A

どうしてまぐろの種類によって値段が違うのですか?まぐろのQ&A

まぐろの基礎知識は頭に入りましたか?

まだまだまぐろについて知りたいことはいっぱい。引き続き素朴な疑問にお応えします。

今回は、「どうしてまぐろの種類によって値段が違うのか?」など気になる疑問を解決。

大人気の「ネギトロ」など、らでぃっしゅぼーやのマグロ製品のほとんどに携わっている「マストミ」の桝富社長におこたえいただきます。

前回の基礎知識はこちらを参考にしてください。

「クロ」「メバチ」「ミナミ」「キハダ」「ビンチョウ」まぐろの種類・部位を解説!

Q.どうしてまぐろの種類によって値段が違うのですか?

A.まぐろの種類によって値段が異なる1番の理由は「数」ですね。

 

ビンチョウやキハダは、単純に小さくて数が多いから安い、というのが一番大きな理由です。
ただ、安さと味は必ずしも一致しません。
いい状態で獲れたビンチョウの「トロビンチョウ」などはとてもおいしいですよ。

まぐろの種類によって値段が違うのですか?

まぐろの個性はさまざま!

 

Q.「大間のまぐろ」ってやっぱりおいしいんですか?

A.まぐろは一本一本違います!

 

「大間のまぐろ」はいわゆるブランドではありますが、「大間だから100%最高!」とはいえませんよね。

一本ずつ個性がありますから。それと同じで、クロマグロが最高級、というのが一般的ですが、私個人的にはミナミマグロを好んでよく食べます。きめ細かくて甘味があって最高です。ぜひ味わってくださいね。

「大間のまぐろ」ってやっぱりおいしいんですか?

Q.いつか、まぐろは食べられなくなりますか?

A.天然まぐろを守るには、管理が必要です。

 

世界人口と、まぐろを食べる人口がどんどん増えているのが現状です。
小さなまぐろを獲らないように制限するとともに、漁の規制によってどんどん数が増えている鯨についても検討が必要です。増えすぎた鯨がまぐろのエサを食べ尽くしてしまっていることも大きいと思います。
蓄養は、稚魚、成育場、エサの不足など、まだまだ課題は多く、人の力でまぐろを増やすことは難しいのです。

いつか、まぐろは食べられなくなりますか?