【珍しくておいしい野菜】甘いとうがらし?奈良に伝わる大和野菜ひもとうがらし

【珍しくておいしい野菜】甘いとうがらし?奈良に伝わる大和野菜ひもとうがらし

珍しい細長い甘とうがらし

奈良に伝わる大和野菜のひとつ。別名ひぼとう。「ひぼ」は「紐」の方言で、「とう」は「とうがらし」のことです。

 

京野菜の伏見甘とうがらしが変化したものといわれますが、ここまで細長い姿をしているのは日本の甘いとうがらし類の中でも大変珍しいです。

 

細長いひもとうがらしは収穫作業が大変です。折れないように1本1本慎重に収穫するので気を使います。

 

生でかじると、まろやかな辛さと甘さ、果肉のやわらかさに旬を食べる喜びを感じます。

 

ししとうと同様炒め物や煮物、天ぷら、生のまま刻んで薬味にお使いください。

 

※たまに辛いものがありますのでご注意ください

 

おすすめレシピ「ひもとうがらしのしぐれ煮」

 

材料

  • ひもとうがらし 70g
  • ちりめんじゃこ 適宜
  • ごま油 適宜
  • 砂糖 大さじ1/2
  • 醤油 大さじ1
  • みりん 小さじ1

 

つくり方

  1. ひもとうがらしは水洗いして軸を取り除く
  2. フライパンにごま油を熱しひもとうがらしとちりめんじゃこを炒め、砂糖、醤油、みりんを加え、汁気がなくなるまで炒め煮する

  ◎強火でさっと仕上げるのがポイントです 

 

ひもとうがらしの産地、珍しさ

生産地:奈良
区分:伝統
愛づらし度:80(100が最高)

 

 

見て楽しく、知って楽しく、食べておいしい「いと愛づらし名菜百選」

名前の由来は、「珍しい」と、すばらしさを意味する古語の「めづらし」をかけ合わせたもの。
その名のとおり、

  1. これまで見たことや食べたことのない珍しい野菜
  2. 各地方に伝わる伝統野菜
  3. 形自体が面白く、学術的重要性が高いと思われる野菜(実はこうなっているんだーと感心してしまう野菜)

を基準に選定をおこないます。

「この野菜は…」と話したり思いを馳せたり。ぜひ食卓でお楽しみください。

 

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