2018年6月21日
【珍しくておいしい野菜】浅漬けがおいしい「大和三尺(やまとさんじゃく)きゅうり」

大和野菜の復活に情熱を燃やす
大和三尺(やまとさんじゃく)きゅうりは、奈良の伝統野菜。三尺(約90cm)はありませんが、35cm前後まで育つ長いきゅうりです。
1890年に大柳生村(現在の奈良市)で「台湾三尺毛馬」「白川三尺」「北京」との交雑によって生まれたといわれています。
昔は、奈良県北部から中部にかけて作られていましたが、曲がりやすいため、見た目が重視される市場からは徐々に姿を消していきました。
浅漬けがおいしいですが、酢の物や、生姜ととうがらしを効かせて煮て胡麻をたっぷりかけて冷やした煮物のおすすめです。もちろん生でもお召し上がりいただけます。
おすすめレシピ「大和三尺きゅうりのチャンプルー」
材料(4人分)
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大和三尺きゅうり 2本
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木綿豆腐 300g
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豚ひき肉 150g
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長ねぎ 1/2本
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根しょうが 1/2片
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ごま油 小さじ2
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酒、塩、こしょう 各適宜
つくり方
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木綿豆腐は水切りし、大和三尺きゅうりは縦半分に切って斜め切り、長ねぎは小口切り、根しょうがはは薄切りにする
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フライパンでごま油を熱して長ねぎと根しょうがを炒め、香りが出たら豆腐をちぎりながら入れて炒める
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豚ひき肉、大和三尺きゅうりの順に入れて炒め、火が通ったら酒、塩、こしょうで調味する
大和三尺(やまとさんじゃく)きゅうりの産地、珍しさ
生産地:奈良
区分:伝統
愛づらし度:50(100が最高)
見て楽しく、知って楽しく、食べておいしい「いと愛づらし名菜百選」
名前の由来は、「珍しい」と、すばらしさを意味する古語の「めづらし」をかけ合わせたもの。
その名のとおり、
- これまで見たことや食べたことのない珍しい野菜
- 各地方に伝わる伝統野菜
- 形自体が面白く、学術的重要性が高いと思われる野菜(実はこうなっているんだーと感心してしまう野菜)
を基準に選定をおこないます。
「この野菜は…」と話したり思いを馳せたり。ぜひ食卓でお楽しみください。
レシピつきでお届け「いと愛づらし野菜セット」はこちらから。