2018年7月5日
【珍しくておいしい野菜】茹でたらそうめんに!?不思議な「金糸瓜(きんしうり)」

不思議!茹でたらそうめんになっちゃった
金糸瓜はペポかぼちゃの一種で、日本には十九世紀末に中国から伝わりました。
茹でると果肉が糸状にほぐれるので、「そうめんかぼちゃ」「そうめん瓜」などとも呼ばれます。見た目はそうめんのようですが、シャキシャキとして食味はさっぱりしています。
かつては日本各地で栽培されていましたが、現在は自家用程度に栽培されているものがほとんどで、市場ではほとんどみかけなくなりました。
料理には下ごしらえをした果肉を使います。
ドレッシングやマヨネーズと和えてサラダに。
わさび醤油や三杯酢をかけて。
塩胡椒やバターで炒めて。
ソースをかけてパスタ風に。
ぜひお試しください。
金糸瓜の下ごしらえ
- 金糸瓜は皮ごと厚さ5cm輪切りにし、種とワタを取り除く
- たっぷりのお湯で10分程茹でる
- 果肉に菜箸を刺し、スッと通ったら冷水に取る
- 粗熱が取れたら水の中で果肉をほぐし、ザルに取って水を切る
◎茹で過ぎるとやわらかくなって、シャキシャキ感がなくなります
◎皮は食べられません
◎下ごしらえした後は、ラップで小分けに包んで冷凍保存もできます
金糸瓜の産地、珍しさ
生産地:長野、群馬
区分:変
愛づらし度:50(100が最高)
見て楽しく、知って楽しく、食べておいしい「いと愛づらし名菜百選」
名前の由来は、「珍しい」と、すばらしさを意味する古語の「めづらし」をかけ合わせたもの。
その名のとおり、
- これまで見たことや食べたことのない珍しい野菜
- 各地方に伝わる伝統野菜
- 形自体が面白く、学術的重要性が高いと思われる野菜(実はこうなっているんだーと感心してしまう野菜)
を基準に選定をおこないます。
「この野菜は…」と話したり思いを馳せたり。ぜひ食卓でお楽しみください。
レシピつきでお届け「いと愛づらし野菜セット」はこちらから。