【大豆の種類】「青大豆」「黄大豆」「黒千石大豆」「くらかけ大豆」「黒大豆」の違い
大豆というと、ベージュ色をした黄大豆が一般的ですが、大きさや形、色など、さまざまな種類があります。ここでは、代表的な大豆の種類をご紹介します。
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油分が少なくさっぱり 青大豆
熟しても皮が緑色をしています。病気にかかりやすい品種で、生産量が少ない貴重な大豆です。黄大豆とくらべ、油分は少なく糖分は多めで、さっぱりとした甘みがあり、緑の色素には葉緑素が含まれています。きなこや煮豆、ひたし豆などとして食べられ、最近では少量ながら納豆や豆腐も作られています。
常食したい健康食材 黄大豆
最も一般的な大豆で、豆腐用、味噌用、納豆用など用途によって品種改良が進んでいます。料理に使われるのは「フクユタカ」や「エンレイ」など。粒がそろっていて皮の表面につやがあるものが良質です。たんぱく質が多く含まれているほか、女性ホルモンのエストロゲンの代わりになってくれるイソフラボンや、脂肪や糖分を排出するといわれるサポニンなども含んでいる健康食材です。
小粒ながら栄養満点! 黒千石大豆
非常に粒の小さい黒豆で、中は緑色をしています。小粒なので水に浸けなくても使えます。ご飯に混ぜるなら、米と一緒に洗ってそのまま炊くだけと手軽。古くから栽培されていましたが、栽培が難しく生産者はわずかに。とても希少な豆です。ほかの黒大豆より大豆イソフラボン、ポリフェノ−ルの含有量が多いとされています。
ツートンの種皮が印象的 くらかけ大豆
青大豆の一種です。種皮が緑と黒に近い緑色の2色で、その外見が馬に鞍をかけたような模様であることから「鞍掛(くらかけ)」と呼ばれるようになりました。青大豆と同じように油分が少なくさっぱりとしていて、ベータカロテンなども豊富。だし汁を染み込ませた「ひたし豆」にしたり、枝豆と同じように歯ごたえを残して塩茹でにし、和え物などにしてもおいしくいただけます。
ポリフェノールたっぷり 黒大豆
おせち料理の定番、「黒豆」でおなじみの黒大豆。種皮にアントシアニン系の色素を含んでいるため黒色になります。粒が大きくやわらかな「丹波黒(たんばくろ)」や、甘味があり菓子材料にも使われる「光黒(ひかりくろ)」、深みのある味わいで扁平型をした「雁食(がんくい)」などの種類があります。抗酸化作用のあるポリフェノールを豊富に含んでいます。
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また、らでぃっしゅぼーやでは、野菜のみではなく大豆も取り扱っています。こだわりの大豆について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。