野菜を保存する際の4原則!野菜の鮮度を保つための基礎知識

野菜を保存する際の4原則!野菜の鮮度を保つための基礎知識

「せっかく買ってきた新鮮な野菜なのに、あっという間にしんなりしてしまった……」こんな経験はありませんか?

あるいは、「料理であまった野菜の保存方法が分からない」という方もいると思います。

この記事で紹介する内容を読めば、野菜を保存するポイントが分かり、野菜が本来持っているみずみずしさを維持することが可能になります。野菜をおいしく食べるためにも、保存方法について理解を深めておきましょう。

 

野菜をおいしいまま保存する4つのポイント

どうしたら野菜を新鮮に保つことができるのか……、悩ましい問題ですよね。「腐らせないために、とりあえず冷蔵庫へ」という方も多いはず。

しかし、必ずしも冷蔵庫に入れることがよいとは言い切れません。ひと口に野菜と言っても、その種類は多岐にわたり、種類ごとにその保存方法も異なるからです。その点を踏まえて、野菜のみずみずしい果肉を維持するための保存方法について見ていきましょう。

 

1、野菜に合った適切な温度で保存する

例えば、夏野菜(トマト、なす、きゅうり、ピーマンなど)や秋野菜(タマネギ、サツマイモ、ジャガイモ、里芋など)は、寒さに弱く、低温障害になりやすいと考えられています。

低温障害とは、野菜などの青果物が、冷蔵庫の中のような低温環境にさらされることで、質が落ちてしまうことを指します。亜熱帯や熱帯を原産地とするこれらの野菜の鮮度を保つためには、冷蔵庫に入れて冷やすよりもむしろ、常温で保存するほうが適しているのです。

これらの野菜を常温で保存する際は、乾燥しないように野菜をキッチンペーパーで包んで、直射日光の当たらない、10℃~14℃くらいの涼しい冷暗所に置いてください。これで、夏野菜や秋野菜が低温障害になる可能性を大きく下げることができます。

 

とはいえ、自宅に最適な冷暗所がなかったり、夏の暑さで涼しいところがなかったりするケースも少なくないでしょう。その場合は、冷蔵庫の野菜室を使いましょう。冷蔵庫の中でも野菜に適した温度の野菜室なら寒さに弱い野菜でも問題ありません。

 

2、新聞紙やキッチンペーパーを使って野菜の鮮度を保つ

冷蔵庫によっては野菜を新聞紙やキッチンペーパーで包んで保存するのは効果的です。

野菜を直に野菜室へ入れてしまうよりも、何かで包んであげたほうが、水分の蒸発を抑えて野菜のみずみずしさを維持し、野菜のニオイ移りを防ぎ、冷気が直接当たらないようにできます。大きい野菜は新聞紙で包み、小さい野菜はキッチンペーパーで包むようにしましょう。

もし新聞紙がない場合には保存袋を使うのがおすすめです。保存袋とは、にんじんやごぼうなどの野菜が売られているときに使われている袋です。

 

なかには、「すでに切った野菜はどうやって保存すればいいの?」とお困りの方もいると思います。この場合は、ラップで覆うか、ジッパー付きの袋に入れて保存してください。

というのも、カットした野菜をそのままにしておくと、断面が酸化し、痛みやすくなってしまうのです。このように、カットした野菜は悪くなりやすいので、きちんと保存し、早めに使いきるようにしましょう。

 

また、簡単調理であまった野菜を塩漬けや、ゴマ和えにして、保存しておくのもおすすめです。これなら野菜を無駄にすることがなく、おかずにもなるので、毎日の料理がラクになります。常備菜のレシピについて「冷蔵庫保存で日持ちする常備菜・ストックおかずレシピ」で紹介しています。

ぜひ、一度試してみてくださいね。

 

3、野菜の育った環境に合わせて保存する

野菜室に野菜を置くとき、横向きに寝かせていませんか?

実は、野菜の中には「立てて」保存したほうがよいものがあります。例えば、きゅうり、にんじん、アスパラガス、ほうれん草、だいこんなど、畑で立つようにして成長した野菜は、立てて保存するのが基本です。こうした立ち野菜は、横向きに寝かせてしまうと、水分や糖分を消費しすぎてしまい、鮮度が落ちやすくなるのです。そのため、立ち野菜は立てて保存するように心がけましょう。

野菜を立てる際は、紙袋やペットボトル、牛乳パックを活用しましょう。ペットボトルの口を切りとれば、その中に野菜を立てて入れることができます。野菜を立てられるだけでなく、冷蔵庫の中を整理するのにも役立ちますよ。ペットボトルの切りっぱなしは指を切ってしまう恐れがあるので十分に注意してください。

 

4、野菜保存の決め手は素材の鮮度!

そもそも購入した野菜の鮮度が低かったら、いくら保存方法を工夫しても、野菜のおいしさを維持することはできません。当然のことかもしれませんが、この点はとても重要です。これまで紹介してきた3つのポイントは、鮮度が高い野菜を購入していることが前提になっています。鮮度が高ければ、それだけ、おいしさも持続しやすいです。なので、まずは鮮度がしっかり保証されている野菜を選んで購入するようにしてください。

 

とはいっても、「鮮度のいい野菜って、そんなに簡単に見極められるの?」と不安を持つ人もいるでしょう。たしかに、野菜の鮮度のよしあしを判断するには知識がいります。

 

そこで、おすすめしたいのが、らでぃっしゅぼーやで提供している野菜の宅配サービスです。野菜の宅配サービスなら、新鮮な野菜かどうか見極める必要がなく、鮮度の高い野菜や旬で食べごろの野菜がご自宅に届きます。

 

新鮮な野菜を買うためにスーパーまで行くという手間が一切かからないのです。鮮度が高いので、野菜のおいしさも抜群です。ぜひ、鮮度の高いらでぃっしゅぼーやの野菜をお試しください。