家族応援エッセイ「YOU」から「I」へ

家族応援エッセイ「YOU」から「I」へ

らでぃっしゅぼーやスタッフによる家族応援エッセイ、今回は「パートナーへの言葉の伝え方」についてです。

第1回:家族応援エッセイ。子育ては「正解はない」からスタートしましょう。

第2回:家族応援エッセイ「家族はプロジェクト」

第3回:家族応援エッセイ「子育ての悩み・それぞれの子育て」

第4回:家族応援エッセイ「陣痛から出産までのサポート」

弟5回:家族応援エッセイ「よいパートナーはよい聞き役」

それぞれの子育てをご紹介します。

相手を責めてしまう「YOUメッセージ」

 

日々の暮らしの中で、夫、子ども、妻、母、友人、に対して、

「なんでこれやっといてくれないかなぁ」「どうしてそういうこと言うの!?」などと口走ってしまうことはあるでしょうか?

私はもう数え切れません・・・・・・。

もちろんそのように言われることも年中でして、その都度「だって」「そんなの知らないよ」と返してしまいますし、そう返されて余計腹の虫が治まらなかったことも。

自分の思いを伝えようとしているのに、

「なんで(あなたは)やらないの?」「どうして(あなたは)そんなこと言うの?」という、「私」が主語ではない言葉になってしまう。これは、「YOUメッセージ」といって、相手を責めるニュアンス、決めつけて非難するニュアンスが感じられてしまうのだそうです。責められた、非難されたと感じてしまうと、心の中では申し訳なかったなぁ、と思っていても、なかなか素直になれません。

 

「私」を主語にした表現「Iメッセージ」

これに対して、「Iメッセージ」とは、「私」を主語にした表現、言葉です。「手を貸してもらえると(私は)助かるわ」「そう言われると(私は)悲しくてしょんぼりしちゃう」と言ったようなIメッセージは、相手が受け入れやすい表現、心に届きやすいメッセージなのだそうです。

 

責めたい時も、まず一呼吸。「なんで」や「どうして」が頭をもたげてきたら、「どうやったら『私は』・・・・・・・」と、私を主語に置き換えてみる。ちょっとだけ「私」の気持ちを見つめる間に、相手の心に届く言葉に近づいているのかもしれません。

 

 

こちらも参考にしてください。

家族応援エッセイ「よいパートナーはよい聞き役」

 

 


 

島田晶子(しまだ・あきこ)
らでぃっしゅぼーやスタッフ。両親学級やベビーマッサージ教室講師として活躍し、女性の心と体の健康をサポートしている。