家族応援エッセイ「子育ての悩み・それぞれの子育て」

家族応援エッセイ「子育ての悩み・それぞれの子育て」

らでぃっしゅぼーやスタッフによる家族応援エッセイです。

第1回:家族応援エッセイ。子育ては「正解はない」からスタートしましょう。

第2回:家族応援エッセイ「家族はプロジェクト」

それぞれの子育てをご紹介します。

 

共感がうむ、ココロのゆとり

 

母と街歩きをすると「今の若い人たちはベビーカーでどこへでも子どもを連れていくわね。私の時はある程度大きくなるまで連れて歩くなんてできなかったのに」と言います。そんな時「我慢してくれていたんだね」と共感すればよいのですが、「今はそういう時代なの。お母さんの時とは違うの」とつい口答えしてしまいます。

「自分の時はこうだった、こんなに大変だった」と、出産や子育ての話に限らず、武勇伝はよく耳にします。深い話、面白い話は大歓迎ですが、大変だった武勇伝は、時に苦労自慢に聞こえてしまい、聞く側にとっては負担に思うことも。それぞれの世代で持っているいいところ、うまくいかなかったところを情報交換する気持ちでいられるといいかもしれませんね。

私たちは元来、共感してもらうことで他者の気持ちに寄り添うことができるといいます。しんどかった、たった一人で心細かった、そんな思いを誰かにしっかり共感してもらった(受け止めてもらった)体験は、そのまま他者への受容力となっていきます。辛い気持ちを話さないでいると、いつしか心の中でモンスター化してしまう可能性もあります。「今日は話を聞き合う日」という場を設けてみるのもいいかもしれません。

 

かくいう私ですが、そう分かってはいても親とは結局言い合いになってしまうところは、実の親子の容赦のなさなのでしょうか……。近い関係であるほど、共感し合うことは難しいと、日々感じているところです。

 

リラックスマッサージ「骨盤ぶらんぶらん」ご紹介

 

ペアを組み、1人は仰向けに寝てもう1人は寝ている人の足元に自身の足を肩幅くらいに開いて立ちます。

 

寝ている人の両足首を持って揃えたまま持ち上げます。そのままリズミカルに大きく、左右に大きくぶらんぶらんと揺らします。

 

10回くらい揺らしたら真ん中で動きを止めてゆっくりと両足を床に戻します。骨盤が左右に揺らされることで、血流がよくなり身体がゆるむ感じがして、気持ちもほぐれていきます。

 


 

 

島田晶子(しまだ・あきこ)
らでぃっしゅぼーやスタッフ。両親学級やベビーマッサージ教室講師として活躍し、女性の心と体の健康をサポートしている。