2019年のひな祭り、雛人形はいつから飾ればよい?

2019年のひな祭り、雛人形はいつから飾ればよい?

3月3日といえば、女の子の伝統行事「ひな祭り」がありますね。ひな祭りは、雛人形を飾り、お祝い料理を食べ、健やかな成長を願う伝統行事です。

ひな祭りという行事そのものは知っていても、「ひな祭りって何をするの?」など疑問に感じている方もいるかもしれません。

そこで、ここではひな祭りについて詳しく紹介していきます。

 

 

2019年のひな祭りはいつなの?何をするの?

2019年のひな祭りは、3月3日の日曜日です。平成最後のひな祭りは日曜日。家族みんなでお祝いするのに絶好の機会ですね。

ちなみに北陸や東北の一部では4月3日にひな祭りをしている地域もあります。ひな祭りの日が地域によって違うのは、旧暦と新暦の移行が関係しています。もともとひな祭りは、 旧暦の3月3日(現在の4月ごろ)におこなわれていました。その後、新暦が使われるようになり、旧暦の3月3日にあたる日におこなう地域と新暦の3月3日におこなう地域に分かれていったのです。その地域の違いが今でも残っています。

 

ひな祭りには、女の子の成長を願うために雛人形を飾りましょう。雛人形を飾ることで、女の子をわざわいから守り、「幸せになりますように」との願いを込めるといわれています。

 

ひな祭りの由来については3月3日、ひな祭りの由来・桃の節句とはをチェックしてください。

 

 

雛人形はいつから飾る?

雛人形を飾る時期は、どんなに早くても節分の後の立春からです。なぜ立春なのかといえば、ひな祭りは春という季節を祝う意味もあるので、季節が春になってから飾るというわけなのです。ちなみに、2019年の立春は、2月4日(月)となっています。つまり、節分の翌日です。

 

「もう過ぎてしまっているけど……」

 

大丈夫です。早くても立春以降ということなので、2月4日でなくてもかまいません。

ただし、覚えておきたいポイントがあります。それは縁起のよい日に出すこと。つまり、大安がおすすめです。2019年の立春以降の大安は、2月27日(水)です。この日に出すとよいでしょう。

 

 

雛人形はいつまで飾るの?

それでは、ひな祭りが終わって、雛人形を片付けるタイミングには決まりがあるのでしょうか?実は特に決まりはありません。

「ひな祭りが終わってすぐに雛人形を片付けないと婚期が遅くなる」という言い伝えを耳にしたことはありませんか?これはあくまでも俗説です。

諸説ありますが、お節句が過ぎたのにいつまでも雛人形を出しておくというだらしなさを戒めるためにいわれだしたものとされています。

あまり日にちにこだわることはありません。……とはいっても時期が過ぎたのに飾っておくと汚れてしまうので1~2週間以内には片付けたほうがよいでしょう。

 

 

ひな祭りには家族そろってお祝い料理を食べよう!

ひな祭りには雛人形を飾るだけでなく、お祝い料理を食べましょう。ちらし寿司を食べて、女の子の幸せと健康、そして成長を願います。お寿司は、もともと「寿を司る」という意味があるので、お祝いの席には欠かせない食べ物です。

 

また、ちらし寿司に使われている食材には、お祝いの場に相応しい意味合いがあります。

例えば「えび」。えびは背中を丸めた形をしているため、「背中が丸くなるまで長く生きられるように」という願いが込められています。

「れんこん」もお祝いにぴったりの食材です。れんこんの穴には「将来を見通すことができる」という意味があります。

このほかにも、ちらし寿司に使われている食材はお祝いにぴったりなものばかりです。ぜひ縁起のよい食材や春の旬の食材を使用したちらし寿司を作ってみてください。

 

らでぃっしゅぼーやでは、ちらし寿司に使える食材を幅広く扱っています。ご興味のある方はこちらの「らでぃっしゅぼーや 有機・低農薬野菜、無添加食材などの宅配」をご覧ください。

 

また、ひな祭りに食べるお祝い料理は、ちらし寿司だけではありません。はまぐりのお吸い物、甘酒と白酒、ひし餅、ひなあられなど様々なものがあります。

 

■はまぐりのお吸い物

はまぐりのお吸い物は、ちらし寿司と並んで、ひな祭りの定番料理です。はまぐりは、1対2枚の貝殼を持ちます。対の貝はぴったりと合うものの、それ以外の2枚の貝が合うことはありません。このようなはまぐりの特徴は、仲のよい夫婦を表すものとされていました。そのため、ひな祭りにはまぐりを食べると、よい旦那さまと巡りあうことができるといわれています。

 

■甘酒と白酒

平安時代には桃花酒が飲まれていました。桃花酒とは清酒に桃の花びらを浮かべて飲むお酒です。今では甘酒と白酒に変わり、それらを飲むことで長寿を祈るようになっています。白酒はアルコール度数10度前後で、酒税法上ではリキュールにあたります。つまり、お酒になるのでお子さんは飲むことができません。甘酒は、原料によってはアルコールをほとんど含まないので、お子さんでも安心して飲めます。

 

らでぃっしゅぼーやでは、甘酒も取り扱っております。「ドリンク」からチェックしてください。

 

■ひし餅

ピンク、白、緑の3色があるひし餅。この3色にはそれぞれ意味があります。ピンクは魔除けを表していて、白は長寿や子孫繁栄、緑は厄除けや健康を表しています。

このひし餅には、黄色や赤などを加えた5色のものや、ピンク・緑・黄色・赤の4色の間に白を挟んだ7段のものもあります。また、下段から上段に向かってひし形が小さくなるピラミッドのようなかたちのものもあります。

 

■ひなあられ

カラフルな見た目が特徴的なひなあられ。ひし餅と同様3色のものが多いですが、黄色を加えた4色のものもあります。こちらは四季を表しているといわれています。このひなあられですが、関東と関西では違いがあるのをご存知ですか?

関東のひなあられは米粒のサイズです。米をはぜて作ったポン菓子を砂糖で甘く味付けしたものになります。また、関西のひなあられは、直径1センチ程度の大きさの球体で、しょう油や塩などでしょっぱく味付けされています。

 

ひな祭りに食べるお祝い料理についてご紹介しました。もっとそれぞれについて詳しくお知りになりたい方は、桃の節句「ひな祭り」に食べる定番料理の由来と意味でも説明していますので、ぜひチェックしてみてください。

 

ほかにもひな祭りに食べたいお祝い料理はある?

このほかにもひな祭りに食べたいお祝い料理はあります。例えば、お祝い料理の定番「尾頭付きの鯛の塩焼き」。

そして、春野菜の天ぷら、菜の花のおひたしなどもおすすめです。やはり春らしいお料理がよいですよね。

 

いかがでしたでしょうか。ここまで、女の子の成長を祝う「ひな祭り」についてご紹介してきました。ひな祭りには、雛人形を飾って、お祝い料理を作って、家族みんなで楽しく過ごしましょう。