【第3回】野菜のプロが答える!お野菜Q&A「野菜の食べ頃は収穫してすぐ?」

【第3回】野菜のプロが答える!お野菜Q&A「野菜の食べ頃は収穫してすぐ?」

らでぃっしゅぼーやは安心でおいしい野菜や果物をお届けする会社です。

【第1回】野菜のプロが答える!お野菜Q&A、栽培の基準編

【第2回】野菜のプロが答える!お野菜Q&A、栽培の基準編

に引き続き、野菜の見方、楽しみ方がガラリと変わる一問一答をお届けします。

 

Q 野菜は収穫後すぐに食べた方がいいんですよね?

 

A そうとも限りません。

ほとんどの野菜は収穫してからも呼吸し、自分の中の糖分を使ってしまいます。

 

でも、その呼吸の量は作物によって違います。芽や蕾(つぼみ)の野菜や枝豆などの豆類は、呼吸量が大きく、呼吸熱で温かくなっている時もあるほど。こうなると糖分は使われ甘味が減り、熱で傷みやすくもなるのでこのような野菜は極力すぐに食べた方がよいと言えます。さらにもし保存する場合でもかなり低温で冬眠状態にした方がいいでしょう。

 

ところがいも類は呼畷量が少なく、傷みにくいですね。それどころか、じゃがいもやかぼちゃなどは特に、置いておくとでんぷんが糖に変わって甘くなっていきます。果物でも洋なし、キウイ、バナナ、マンゴーなどは「追熟」といって収穫後に熟しておいしくなります。これらは収穫後すぐに食べない方がよい、ということになります。

 

Q つくるのが一番難しい野菜って?

 

A トマトができれば、何でもできる!!

 

もちろん、どの野菜も栽培は簡単ではありませんが、その中でも生育ステージが長くて複雑なのがトマトです。

 

植物の生長を見てみると、種をまいてから実がなるのは最後ですよね。実がなって初めて果菜である「トマト」になるのです。トマトは30〜60日で食べられる葉菜や根菜に比べ、種をまいてから収穫するまでに、90〜150日かかります。生長しながら順番に実をつけるので、実を大きく育てることと、樹を元気に育てることを同時に行なわなければいけないのです。

また、「栽培の狙い」の多様性も豊富です。味を求める。量を求める。出荷時期を狙うなど。全国のトマト名人と言われる方々も、収量のプロ、味のプロ、有機のプロなど、それぞれのプロがおられるほどです。

 

らでぃっしゅぼーやでは、これからも野菜のプロが野菜の疑問にお答えしていきます。