【第2回】野菜のプロが答える!お野菜Q&A、栽培の基準編

らでぃっしゅぼーやは安心でおいしい野菜や果物をお届けする会社です。
【第1回】野菜のプロが答える!お野菜Q&A、栽培の基準編に引き続き、野菜の見方、楽しみ方がガラリと変わる一問一答をお届けします。
農薬を使わずに野菜は育てられないの?
リスクは高いです!
一定の面積の中に単一の作物が植わっている田畑は、多様ないきものが混在する自然環境からすれば、「異常な」状態です。
同質の作物には、同質の病気や虫などが大量に発生してしまいます。この状況を改善する方法には、同じ圃場に違った作物を同時期に育てる混植栽培などがあります。しかし、狭い圃場の中から、生産者が経済的に自立できるだけの農作物を出荷するには、混植栽培にも限界があります。
またすべての栽培品種は、人が食べる部位を肥大させています。葉菜類であれば、葉。根菜類であれば根。果菜類・果物であれば実。栽培品種は、自然界に自生していた頃に比べ、人が吸収できる養分を効率良く可食部へ蓄積するようになっています。人にとっておいしいものは虫、獣、菌も食べにきます。農業は自然界に溢れるリスクとの戦いなのです。
畑の畝(うね)ごとに交互に相性のよい作物を植えることで、ひとつの害虫や病気が大量発生するリスクを軽減します。
以前、農薬使用状況のところに「有20」とありました。多過ぎませんか?
苗の時代からカウントしています。
忙しい生産者は、苗を専門業者から仕入れる場合があります。苗業者は苗づくりに失敗すると大変なので、農薬を減らすのは難しいのが現実。らでぃっしゅぼーやは苗に使った農薬まですべてカウントして公表しているので回数表記が多くなることがあります。また、りんごや桃などの果樹のように農薬を減らすことが難しい作物もあります。
しかし栽培期間中で一般的な農薬使用を比較すると、らでぃっしゅぼーやではその半分以下しか使用していません。らでぃっしゅぼーやの基準「RADIX」では、一般的に使われている土壌消毒剤、除草剤は原則禁止。そのほかにもらでぃっしゅぼーや独自で使用禁止の農薬を定めています。生産者たちは多くの苦労を乗り越えて野菜を届けてくれるのです。