2016年6月26日
【後編】自根しか知らないトマト農家!長野県上伊那郡の石川農園

「これぞトマトだ」という味を目指して
ただでさえ難しいトマト栽培の難易度を「自根」「化学農薬不使用」と自ら上げている誠さんですが、それだけではありません。
職人肌の誠さんは、当然目指す味にも妥協ナシ。「トマトらしいトマトの味はどんな味か」と考えない日はないといいます。
「トマトが好きな人なら、多少水っぽくても味が薄くても許容できるでしょう。でもトマトがあまり好きでない人は、許せる範囲がぐっと狭まる。だからトマトが好きじゃない人にもおいしいと言われるトマトこそ、本当においしいトマトなんじゃないかな」
そんな石川農園のトマトは、近年人気の糖度の高さが売りのトマトとは一線を画します。
「ただ糖度が高いだけじゃない。トマトらしい酸味があった上で、甘さとのバランスもとれている。そんなトマトこそ私たちが理想とするトマトなんです」
その味の良さとクオリティの高さもあり、登場を毎年待ちわびるファンも少なくない石川農園のトマト。
「最近のトマトはフルーツみたいで、トマトらしいトマトに出会っていないな」と感じている方に、ぜひ一度お試しいただきたいトマトです。
だからおいしい!石川農園のトマト
中央アルプスからの水
中央アルプスからの清水が豊富な土地に畑を開墾。良い水を求めて標高700mの場所にまで畑を広げてしまったのだそうです。
2人の目の届く範囲内で
3ヶ所に合計約20アールのハウスを持つ石川さん。
すべての作業を2人で行っているため、目の届く面積をキープしています。
ぜひ一度お試しいただきたいトマトです。