【季節の手しごと】トマトの出汁漬け

【季節の手しごと】トマトの出汁漬け

凍りついた大地を割り、小さな黄色い花が咲く。

 

春は黄色い花からはじまると、教えてくれた人がいます。朝の空気の中に、ふわりと春の匂いが混じりはじめました。

 

野菜も春の顔ぶれが目立つようになりましたね。

 

いつも家にあるおなじみのものでも、「春」と名前がつくと、なんだかうれしくなります。

 

黄色い花を咲かせるトマトも、実は春が旬。

 

もいだばかりのトマトをザルから取り出し、かぶりつき食べたことを思い出します。

 

ものすごく甘いわけでもなく、酸味も青い匂いもあったけれど、果肉がしっかりしていて、とてもトマトらしい味がしたのを今でも鮮明におぼえています。

 

春先のつやつやとしたトマトは、見た目にもかわいいものです。

 

今回は、その可愛らしい姿も残した出汁漬けをつくります。

 

トマトはグルタミン酸を多く含むので、昆布は使わず、かつお出汁とあわせます。

 

漬けたトマトはもちろんですが、漬け出汁もまた味わい深く、料理の幅が広がります。

 

トマトの酸味も、いつもの料理を春らしくしてくれるので、ぜひ春先のトマトでつくっていただければと思います。

 

 

トマトの出汁漬けの作り方

トマトの生まれ故郷は、乾燥していて寒暖差の大きい、南米アンデスの高原地帯。

高温多湿は苦手で、日本では春先から初夏にかけてが、おいしい季節。

旬のトマトは、酸味と甘味のバランスがよくうま味も凝縮しています。

 

材料

  • ミディトマト 12個

 

(漬け汁)

  • かつお出汁 800cc
  • 酒 大さじ2
  • 薄口醤油 大さじ1
  • 塩 小さじ1

 

つくり方

1.トマトは洗ってから包丁でへたをくり抜き、お尻側に浅く十字の切り込みを入れておく。

 

 

2.沸騰した湯に1を入れて、10~20秒ほどして皮がはじけたら、すくい上げて冷水にとる。

 

 

3.はじけた部分から、1つずつていねいに皮をむいて水気をきり、保存容器に入れる。

 

 

4.漬け汁の材料を火にかけて塩を溶かし、粗熱がとれたら3の容器に静かに注ぎ入れる。

 

 

ひと口メモ

グルタミン酸が豊富なトマトを使うので、イノシン酸が多いかつおなどの出汁を使うと、うま味の相乗効果が期待できます。

トマトが漬け出汁から浮き出るようなら、表面をラッブでピタッと覆います。

冷蔵庫で保存して、5日間ほどで食べきりましょう。

 


 

文・レシピ スズキエミ

宮城県の豊かな土地で生まれる。実家は米農家。

レストランなどでの勤務を経て、家庭料理家として独立。

季節を感じるごはんづくりを提案する料理教室「暦ごはんの会」を主宰。

「時間ではなく気持ちをかけて料理」がモットー。

 

 

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