2018年4月19日
【珍しくておいしい野菜】甘味に富んだ「みやま小かぶ」

かぶの甘みを感じる昔ながらの小かぶ
江戸時代に関東で栽培されていた「金町小かぶ」と「桶の口かぶ」とを自然交配させ選抜した小かぶです。
豊円で均整のとれた根部の形状と緻密で甘味に富んだ肉質が特長で、F1種時代が到来する以前に、「日本蔬菜原種審査会」の小かぶの部で十年間も最優秀賞を受賞した、名実共に日本の伝統小かぶの最高峰です。
生のままでもやわらかくおいしいため、最初はシンプルにサラダや浅漬けでどうぞ。炒め物、煮物(煮過ぎると溶けるので注意)など、普通のかぶと同様の料理法でもおいしくお召し上がりいただけます。
おすすめレシピ「みやま小かぶと豚バラ肉の煮物」
材料
- みやま小かぶ 1束
- 豚バラ肉 200g
- だし汁 400cc
- みりん 大さじ2
- 醤油 大さじ1
- 砂糖 小さじ2
- 塩 小さじ1
- 水溶き片栗粉
つくり方
- かぶは茎を3cm残して葉を切り落とす。茎の付け根をよく洗い、皮をむいて半分に切る
- 鍋にだし汁を入れて煮立て、?と豚肉を入れ、肉の表面の色が変わるまで煮る
- 調味料を加えて中火でさらに煮たら、器に具だけを盛り付ける
- 残った煮汁に溶き片栗粉を加えてあんを作り、上からかける
◎野菜炒めや鍋物など、白菜と同様の調理方法でもお使いいただけます
みやま小かぶの産地、珍しさ
生産地:埼玉、群馬、奈良
区分:変
愛づらし度:30(100が最高)
見て楽しく、知って楽しく、食べておいしい「いと愛づらし名菜百選」
名前の由来は、「珍しい」と、すばらしさを意味する古語の「めづらし」をかけ合わせたもの。
その名のとおり、
- これまで見たことや食べたことのない珍しい野菜
- 各地方に伝わる伝統野菜
- 形自体が面白く、学術的重要性が高いと思われる野菜(実はこうなっているんだーと感心してしまう野菜)
を基準に選定をおこないます。
「この野菜は…」と話したり思いを馳せたり。ぜひ食卓でお楽しみください。
レシピつきでお届け「いと愛づらし野菜セット」はこちらから。