2016年4月5日
着色料が気になる方へ。使わなくて良い材料は極力使いません。

日本の食文化を 彩る色はいろいろ
私たちが食欲を感じる要素のひとつに「色」があります。本来の色においしさを感じる食品もあれば、和菓子のように技工を凝らした色においしさを感じるものも。“ 目の肥えた”日本人の食文化において、今や着色は不可欠な技術と言えます。
着色料にもいろいろあります
現在、国では着色に関係する添加物を、「食用O色O号」などタール系色素をはじめとした「指定添加物」、「カラメル色素」など、食品衛生法改正前は天然添加物と呼ばれていた「既存添加物」、抹茶やオレンジ果汁のように、そもそも飲食されることが主用途であるものを着色目的で使用する場合に分類される[一般飲食物添加物]と大きく3 つに分けて考えています。
添加物の出発点は、使用する際の目的。
原料が自然由来のものでも、化学合成したものでも着色を目的としているものは、すべて着色料ということになります。
らでいっしゅぼーやの基本は、 使わなくていいなら使わない
指定添加物と既存添加物のうち、現在、らでいっしゅぼーやで使用を認めている着色料は9物質。すべて植物などの天然物由来ですが、安易に使うことはありません。私たちの基本はあくまでも無添加。「使わなくていいなら使わない」が基本です。
例えば、漬け物のたくあん。着色料を使えば、簡単に食欲をそそる黄色のたくあんにできます。しかし、それはたくあん本来の色ではありません。
「使わなくてもいい着色」
その考えから生まれた商品が白いマーガリンやおさかなソーセージなどです。らでいっしゅぼーやで着色料を使うのは、ケーキや和菓子など、色影がおいしさの一端を担っていると判断したものだけに限定しています。
豊かな食生活の一端を担う着色。私たちは色彩から生まれる豊かな食文化を尊重しながらも、不要な着色料は使わない姿勢を守りたいと考えています。