丸おくら・角おくらの中でも今しか食べられない品種「霧立ち丸おくら」

らでぃっしゅぼーやがお届けする、野菜の豆知識。
おくらにも色々な品種があること、ご存じですか?
今回は「おくら」についてご紹介します。
今この時期しか食べられない!
霧立ち丸おくら
おくらの中でもひときわおいしいのが丸おくら。さらに限られた場所でしか採れないのが霧立ち丸おくら。霧の谷でひっそり育つお姫さまです。角おくらと丸おくらの違いをご存知ですか?
おくらには3つの品種があります。「角おくら」は病気にも寒さ暑さにも強く、出荷期間が最も長いため、国内流通量のほとんどを占めています。果肉が硬めで薄く、加熱したほうがおいしいおくらです。
「丸おくら」は7〜9月にしか出回りません。角おくらより収量が低く、その名の通り角が丸く細長いサヤは女性の指にたとえられます。果肉は厚くやわらかで美味。生でポリポリ食べられます。
そして丸おくらをさらにやわらかく、おいしくしたのが「霧立ち丸おくら」。川沿いや谷津田など湿度が高く霧が立ちやすい場所で栽培すると、丸おくらはクセのない甘さで、驚くほどやわらかく育ちます。
この霧立ち丸おくらを栽培する長崎県の長尾さんは、霧の中でけなげに育つおくらに対し、元肥を抑えるか敢えて与えず、最初の花が咲く頃の樹の状態をみてようやく追肥を行います。?この生かさず殺さず?の環境が、火を通すのがもったいないくらい極上の繊細な食感を生み出すのです。
知れば知るほど野菜好きになる!「みなくちさんちの野菜のだし漬け」
料理家のみなくちなほこさんのレシピをご紹介します。
おくら4本は、塩少々を振って板ずりしてからさっと茹でる。きゅうり1本も塩少々を振って板ずりし、しんなりしたらひと口大に切る。豆もやしは固めに茹でる。
【だし汁 500?、塩大さじ1、にんにく1片、赤唐辛子1本】を混ぜ合わせて、野菜を漬ける。その上にキッチンペーパでかつおぶしを包んで置き、一晩漬ける。
らでぃっしゅぼーや“ぱれっと”に入るおくらのお話
らでぃっしゅぼーやでは「ぱれっと」という商品でおくらをお届けしています。
丸おくらは生のままで十分においしいですが、さっと熱湯をかけてあげると美しい緑色に。スレて黒ずんだ部位もきれいな緑色に戻ります。味噌やマヨネーズ、ポン酢などをちょっとつけてポリポリと食べてみてください。