2018年3月29日
【珍しくておいしい野菜】甘みがあって栄養も豊富「宮内菜」

端境期に欠かせない貴重な葉物
「宮内菜」は「かき菜」の1つで、「芯摘み菜」「茎立ち菜」「折り菜」などともよばれます。
「かき菜」は春先にトウ立ちしたアブラナ科の野菜の芯を手で欠いて摘み採ることからその名が付いたといわれ、昔から青菜が少ない端境期の貴重な食材として重宝されてきました。ビタミンCやカルシウムなども多く、栄養価の高い野菜です。
「宮内菜」は、昭和30年代初期に群馬県の宮内偵一さんが「かき菜」の育成を始め、昭和47年に発表した品種で、「かき菜」の中でも食味がよいため人気となった品種です。
おすすめレシピ「宮内菜のマヨネーズ和え」
ちょっとピリ辛のくせになる美味しさ「宮内菜のマヨネーズ和え」のレシピをご紹介します。
材料(つくりやすい量)
- 宮内菜
- 塩 少々
- マヨネーズ 適宜
- 練り辛子
- すり胡麻
- 醤油
つくり方
- 宮内菜はゆで過ぎに注意しながら塩ゆでして、3〜4cm幅に切り、軽く水気を絞っておく。
- ボウルにマヨネーズ、練り辛子、すり胡麻、醤油を入れて混ぜ、1と和えたらできあがり。
クセがないので、お浸し、和えもの、炒めものなど色々なお料理に使えます。
宮内菜の産地、珍しさ
生産地:群馬県
区分:伝統
愛づらし度:50(100が最高)
見て楽しく、知って楽しく、食べておいしい「いと愛づらし名菜百選」
名前の由来は、「珍しい」と、すばらしさを意味する古語の「めづらし」をかけ合わせたもの。
その名のとおり、
- これまで見たことや食べたことのない珍しい野菜
- 各地方に伝わる伝統野菜
- 形自体が面白く、学術的重要性が高いと思われる野菜(実はこうなっているんだーと感心してしまう野菜)
を基準に選定をおこないます。
「この野菜は…」と話したり思いを馳せたり。ぜひ食卓でお楽しみください。
レシピつきでお届け「いと愛づらし野菜セット」はこちらから。