春野菜に含まれる「植物性アルカロイド」。その特徴と代表的な野菜を紹介!

春野菜に含まれる「植物性アルカロイド」。その特徴と代表的な野菜を紹介!

春野菜に含まれる「植物性アルカロイド」とは?

 

春野菜に含まれている苦み成分の「植物性アルカロイド」は、デトックス効果があるとして最近話題の成分です。この成分は腎臓の機能を高める効果が期待できるため、腎臓のろ過機能が高まり新陳代謝を活性化させてくれると言われています。

 

腎臓には、老廃物や余分ない水分を体外に排出してくれたり、体内の血液をろ過する働きがあったりと、人が生きていくためには欠かせない機能が備わっています。

植物性アルカロイドを摂取して腎臓の機能を上げることによって、体内に溜まってしまった老廃物や水分を排出するデトックス効果を得ることができると考えられています。

 

そこで今回は、苦みが特徴で植物性アルカロイドなどの栄養も豊富に含まれている春野菜を、2つご紹介していきます。

 

菜の花

 

菜の花には春野菜特有の苦みがありますよね。子供の頃は食べられなかったけれど、大人になってから好きになったという人も多いのではないでしょうか。

 

菜の花には「硫黄化合物イソチオシアネート」という肝臓の解毒作用を高めてくれる成分や、腸内の老廃物を体外に排出する効果のある「食物繊維」、さらには「カリウム」も含まれているので、体内の余分な水分が体外に排出される効果も期待できます。そのため、むくみなどに効果的です。

 

特に菜の花の先端にあるつぼみの部分には、「グルコシノレート」という「硫黄化合物イソチオシアネート」のもとになる成分が豊富に含まれていると考えられています。

 

菜の花を食べる場合は、さっと茹でることがポイントです。さらに、ゴマと一緒に食べることによってカリウムを多く摂取できるので、むくみの解消や予防により効果を期待できます。

 

ふきのとう

苦みもありますが、その爽やかな香りが食欲をそそる「ふきのとう」。

ふきのとうにも、苦み成分である「植物性アルカロイド」が含まれています。その他にも腸内の不要な老廃物を排出する効果のある「食物繊維」や、体内の余分な水分を体外に排出する効果のある「カリウム」などが豊富に含まれています。

 

ふきのとうは、茹でてしまうとビタミンやミネラルといった栄養成分が流れ出てしまうため、茹でない調理法がおすすめです。天ぷらにすると苦みも抑えられますし、含まれている栄養成分も効率的に摂取できるのでおすすめです。

 

また、ふきのとうは「ふきのとう味噌」が有名ですよね。爽やかな香りと独特の苦みをとても美味しく頂く事ができます。

 

春野菜は冬に溜めこんだ老廃物を排出してくれる効果を期待できます。短い期間しか楽しむことができない貴重な野菜なので、見かけたらぜひ食べてみて下さいね。