「エコシュリンプ」とは?エビの旬な時期と種類

食品名に「エコ」とつくのは、少し不思議な感じもします。
しかしこの「エコ」にこそ、えびをめぐるさまざまなものがたりが潜んでいました。
弾力のある身、深い旨味、すっきりとした香り……。
「これがえびのおいしさだったんだ!」と気づかせてくれるエコシュリンプの味の秘密を追ってみることにしました。
えび好きの日本人は年間一人あたりえびを2.3?も食べます
日本人が食べるえびはどこからやってくる?
日本が海外から輸入しているえびの総量は、全世界でもトップクラス。一人当たりに換算すると、年間2369gものえびを食べているというデータがあります(※1)。大きなえびでも1尾30gとして、80尾近く食べていると考えると、あらためて驚かされる数字です。
日本のえび輸入量がとりわけ増えたのは1961年の輸入自由化以降。特に80年代に入ってからは台湾を皮切りに、アジア各国で日本に輸出するえびの「養殖」が盛んになります。今では、スーパーなどで目にする養殖えびのほとんどが東南アジア産という時代になりました。国産えびは輸入量に対して約7%程度(※2)にとどまっていることも事実です。
茹でたてのえびは最高においしいもの。しかしただ食べるだけでなく、そのえびの履歴について少し考えてみることも、「えび好き」国民にとって大切なことかもしれません。らでぃっしゅぼーやは、おいしいえびを提供したい、でも「おいしさ」以外の安心や環境のことも真剣に考えたい。そんな思いで長年、「エコシュリンプ」というブラックタイガーのご紹介を続けています。
※1 2010年(株)流研リサーチ調べ
※2 2011年 通関統計
エコシュリンプとは?
とことんシンプルなえびを求めて
らでぃっしゅぼーやでは「原則、国産原料を使う」ことを大切にしています。国産での提供が困難なえびも、季節によってできる限りご紹介したいと考えています。しかし、国産えびはどれも期間限定。いつも食べられるおいしくて安心なえびはないものか。そこで20年以上前に出合ったのが「エコシュリンプ」でした。インドネシア・ジャワ島東部の沿岸部で伝統的に行なわれていた環境保全型の養殖法で育ったえびです。
えびの食感を表現する時に、よく「プリプリ」という言葉が使われますが、実はこの食感はえびの細胞をふくらませたり、増量させたりするのを目的に使用される、保水剤(※3)の力による場合もあります。さらに酸化防止剤(※4)で変色を止めて出荷する。これが市販のえびのひとつの姿です。
一方「エコシュリンプ」は、近年その育てやすさから日本でも主流になりつつある「バナメイエビ」ではなく、国際的にも希少種となってきたブラックタイガー種に絞っています。その安全な養殖法だけに留まらず、買付から加工までを一貫して現地法人で行ない、保水剤や酸化防止剤は一切使わず、産地で凍結させたものがそのまま日本にやってくるシステム。健康なえびのおいしさを、そのままに。「エコシュリンプ」は、高い志を持ったインドネシアの生産者たちの思いが形になったえびなのです。
※3 pH調整剤、リン酸塩など。加熱しても細胞の中に留まるものも多数あります。
※4 亜硝酸塩、クエン酸など。
らでぃっしゅぼーやでは季節や期間は限られますが、さまざまな種類の国産えびもご紹介しています。ぜひご注目ください。
【旬:春と秋】サクラエビ
漁期となる春と秋に生のものをご紹介しています。
釜揚げは通年取り扱っています。
【旬:夏から秋】クルマエビ
日本の食文化には欠かせないえび。
らでぃっしゅぼーやの冬のギフトでご紹介している、「国産おせちセット」に入っています。
【旬:秋から春】イセエビ
昔から祝儀には欠かせないえび。
肉質が緻密で旨味もたっぷりです。
毎年おせち料理でご紹介しています。
【旬:晩秋から冬】ホッコクアカエビ
通称は「甘えび」。身の甘さはもちろん、頭や殻から出るおいしいおだしも魅力です。
こちらもおせちでご紹介しています。
【旬:冬】トヤマエビ
通称「ぼたんえび」。適度な甘味と心地よい歯ごたえ。冷凍お惣菜の「白えびのかき揚げ」には、このえびをぜいたくに使っています。
いかがでしたでしょうか。
エビを使った料理のレシピも参考にしてください。
らでぃっしゅぼーやでは、こだわりの安心な食材を多数ご用意しております。
<らでぃっしゅぼーやのこだわり>
・有機・低農薬野菜と無添加食品をお届け
・独自の生産基準で安全とおいしさを追及
・年間取り扱い商品約12,000品目の中から選べる
是非ためしてみてくださいね。
らでぃっしゅポケットでは生活を便利にする情報をお届けします。
次回もお楽しみに。