震災・災害時に役立つ通信手段・情報収集の方法

震災・災害時に役立つ通信手段・情報収集の方法

震災・災害時に役立つ通信手段・情報収集の方法をご紹介します。

災害時の安否確認と正確な情報取得は、命に直結する問題。まずはどんな手段があるかを知り、そして実際に試しておきましょう。

しかし、どんなツールも万全ではないので、日ごろから災害時に何が起きてどうすればよいか、想像力を鍛えておくことも大切です。

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いざの前に「避難所確認」や「災害用伝言板」「災害用音声お届けサービス」の確認を

1.まずは、お住まいの自治体の避難所はどこか、自宅から避難所まで何通りのルートがあるか確認しましょう。それぞれのルートの特徴も確認します(※)。避難所ではどのような物資や通信が提供されるのかについては、地域の防災訓練などに参加し防災情報をまとめて取得します。

※災害時には火事や崩落などで通行できない道も出てきます。すべてのルートを歩いてみて、自分の目で安全性をチェックします。

 

2.災害時、もし携帯電話がつながりにくい場合は、「災害用伝言板」と「災害用音声お届けサービス」を利用しましょう。どこの通信会社でも使えます。特に音声お届けサービスは操作が簡単で相手の声が聞ける安心感があります。

 

3.災害用音声お届けサービスも災害用伝言板も音声お届けサービスも、毎月1日と15日等に体験版で実際に使ってみることができます。非常時が初操作にならないように、家族全員で使い方に慣れておきましょう。

 

4.携帯電話をどうやって充電するかは大きな問題。端末を約2回分フル充電できる「ポケットチャージャー」は、一家に一台備えると安心です。避難所には無料の充電コーナーが設置される場合があります。

 

5.災害時、SNSではさまざまな情報が飛び交います。中には正しくない情報も。情報の出所が信頼できるか確認しましょう。ラジオを携帯し、正確な狭域情報を得ましょう。ネット環境が確保できたら、自治体が発信している情報を取得するようにします。

ラジオを携帯し、正確な狭域情報を得ましょう

6.お子さまやお年寄りの方にはGPS機能のついた携帯端末を持っていただくのが安心です。保護者の端末だけでなく、避難所の通信を利用して家族の居場所を把握することもできます。

 

7.携帯電話を紛失し、携帯ショップも機能していない、ということは十分に想定されます。連絡すべき人の電話番号は紙に書いて持っているのが安心です。

連絡すべき人の電話番号は紙に書いて持っているのが安心

 

8.これだけ通信が発達しても、いざという時に自分の身を守れるのは自分しかいません。日ごろからのご近所付き合い、家族の結束に勝るものはありません。