天然由来香料とは。天然由来香料のメリット・デメリット。

天然由来香料とは。天然由来香料のメリット・デメリット。

えっ、その香りは石油生まれ? 気になる香料のはなし

 

「らでぃっしゅぼーやで販売している洗剤や化粧品などの日用品は、すべて天然由来の香料を使っています」 私たちはそうお話ししていますが、ちょっと待って。 そもそも合成香料って何?なんで使わないの? 今日はそんなところをお話ししていきたいと思います。

1. 香料は何から生まれるの?

香料は主に2種類あって、それが合成香料と天然香料です。合成香料は、化学反応を利用した方法でつくられた香料で、原料は大量に入手できる化合物などですが、香り物質を得ることさえできれば原料に制限はありません。天然由来香料は、自然界に存在する動植物が原料の香料です。花や草木、果実などから取り出される植物由来のものがほとんどですが、動物由来の香料もあります。

2.らでぃっしゅぼーやは天然由来香料を選びます。でもそれって何で??

合成香料の主な原料となる石油から作られるエチレンやアセチレンなどが、敏感肌の方のお肌には強い刺激になる可能性があります。また、天然香料独特のやわらかな香りよりも、少しばかり不自然な香りになりがち。 香料に“天然”と“合成”というふたつの選択肢があるのであれば、できるだけ自然が生み出したものを選びたいと、私たちは思っています。

3.合成香料だっていいところあるよね?

産地や気象状況によって香りやコストが異なる天然香料に比べ、合成香料は品質のばらつきがなく、大量生産が可能なので安価で安定した供給ができます。実は、昔は香料といえば上流階級の人々しか使えなかった高級品。香水なんてもってのほかです。それが合成香料の出現でそれまで上流階級に限られていた香水やオーデコロンを庶民が日常的に楽しむことができるようになりました。

4.天然由来香料はそんなにいいの?

色々な香りをかいでみると、自然が生み出す香りは後に残らないさわやかないい香りだなと感じます。 香料は肌に直接触れたりします。 たとえば、ローズの香りの化粧水などは世の中にも多いですよね。その香りが敏感な肌に刺激を与える可能性のある合成香料でなく、バラの天然精油生まれのものなら、お肌にもより安心して使えるのではないでしょうか?

5.天然由来香料のデメリットは?

まず価格が高いという点。植物から抽出できる香料はとてもわずかなものなので、どうしても高価になってしまいます。 例えばローズの精油。精油を一滴作るのに50本の花が必要だったりします。抽出方法などを考えると値が張っても納得してしまうのですが、やはり合成香料と比べると圧倒的に高いことに変わりはありません。

シャンプーや洗剤、化粧品、さまざまなところで活躍している香料。 私たちの毎日を香り豊かで幸せにしてくれるものが何からできていて どんなメリットやデメリットがあるのか。 知ったうえでひとつひとつ選んでいけたらなと思います。