冷凍食品を解凍するのにはコツがある?

忙しいときの食卓を支える冷凍食品。いつもどのように解凍していますか?「どの冷凍食品も電子レンジで温める」という方も少なくないでしょう。
しかし、冷凍食品には種類によって適切な解凍方法があるのです。ここでは5つの解凍方法と、冷凍食品の種類ごとに適切な解凍方法をご紹介していきます。これを参考にして、冷凍食品をよりおいしく食べましょう。
知っておきたい5つの解凍方法とは?
冷凍食品を解凍する方法は電子レンジを使用する以外にもあります。まずは、解凍や調理方法について説明していきます。
①冷蔵庫を使って解凍する方法
解凍する際に冷凍庫から冷蔵庫に移し、低温でゆっくりと解凍を進める方法です。
②自然に解凍する方法
冷凍庫から出して、常温で自然に解凍する方法です。
③水を使って解凍する方法
冷凍食品を袋に入れて直接水に触れないようにして、水を溜めたボウルなどで解凍する方法です。このときには冷水を使ったり氷水を使ったりします。急いでいるときには水を流しながら解凍してください。
④電子レンジを使って解凍する方法
電子レンジで温めて解凍する方法です。冷凍食品の多くはパッケージに電子レンジで加熱する時間が書かれています。
⑤凍ったまま炒めたり茹でたりと急速に解凍する方法
火が通りやすい冷凍食品の場合には、凍ったまま調理することができます。
5つの解凍方法が分かりましたね。続いて、冷凍食品の種類ごとに適切な解凍方法を紹介していきます。
冷凍の肉や魚を解凍するときのポイント
冷凍の肉や魚を使うときには、半解凍するのがポイントです。半解凍の状態になったら、生鮮食品と同じように調理をします。
半解凍にするには、上記に紹介した解凍方法⑤「凍ったまま炒めたり茹でたりと急速に解凍する方法」以外ならどの方法を使っても大丈夫です。
電子レンジの解凍ボタンを使う場合には途中で一度切ってから扉を開けずに30秒ほどそのままにしておくと、食材の温度が均一になりやすくなります。
冷凍野菜を解凍するときのポイント
お料理に冷凍野菜を使う場合には、下準備としての解凍は必要ありません。凍ったままの状態で炒めたり茹でたりと、調理するのがポイントです。
気をつけるのは、冷凍野菜はブランチングされているので、加熱時間は普通の野菜の3割ほどを目安としてください。
ブランチングってなに?
ブランチングとは、冷凍する前に行う加熱処理のことです。市販の冷凍野菜の場合には、野菜の酵素や微生物のはたらきを止めるために、冷凍の前に茹でたり蒸したりといった加熱処理をおこないます。こうすることで加工・保存中の変化を防ぐことができるというわけです。
冷凍の果物を解凍するときのポイント
冷凍の果物は、冷凍していない生の果物よりも品質の変化が早くなります。そのため、凍った状態のままミキサーでジュースを作るといったように、完全に解凍する前に食べるようにしてください。食べる時間・食べる量に合わせて解凍することがポイントとなります。
また、解凍するときには自然解凍がおすすめです。冷蔵庫で解凍する方法でもよいのですが、冷蔵庫で解凍しているとそのまま忘れてしまうこともありますよね。気がついたら悪くなっているということもありますので、目に見えるところで解凍して早いタイミング、半解凍の状態で使うとよいでしょう。
以上、5つの解凍方法と、冷凍食品の種類ごとに適切な解凍方法を紹介してきました。これを参考にして、冷凍食品をよりおいしく食べてください。
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