春から強い「紫外線」!肌のための紫外線対策と肌荒れ防止のポイント

夏のイメージが強い紫外線ですが、実は春も強い紫外線が降り注ぐ季節なので注意が必要です。
紫外線は、肌が乾燥する、シミやそばかすができるといった、肌荒れの原因になるとされており、日頃から対策をして肌をケアすることが重要になります。春からしっかりと対策をして、紫外線に負けない肌を保っていきましょう。
ここでは、紫外線における基本的な解説はもちろんのこと、お肌のトラブルを避けるために紫外線対策の方法や肌荒れ防止のポイントについても詳しく説明していきます。
あなどれない春の紫外線量
4月〜6月の紫外線量は、1年の中でも意外と多いことはご存知でしょうか?
実は4月〜6月のUVA量は、最も紫外線量が高くなる真夏とほぼ同じ量。UVB量も真夏の8割程度が降り注いでおり、注意が必要な季節なのです。
しかし、体感としては夏ほど日差しが強くないこともあって比較的快適に過ごせる春は、紫外線対策を怠りがちになってしまいます。
肌にとっては夏のみ注意してケアするだけでは不十分なので、春からしっかりケアしていくことが大切です。
UVA
UVAとは、太陽光線の90%ほどをしめる紫外線のことで、天候や季節に関係なく一年を通して地上に降り注いでいます。強力な紫外線ではなく、肌に浴びてもすぐに影響の出るものではありませんが、肌の真皮まで時間をかけてじわじわと浸透し、コラーゲンを破壊していくなどの影響があります。
このUVAは、長い時間を浴び続けると「シワ、たるみ、ニキビ、肌荒れ」の原因になるとされ、また活性酸素を発生させる作用もあるため、シミや色素沈着などの原因になるおそれがある紫外線です。
UVB
UVBとは、太陽光線の約10%を占める紫外線のこと。UVAに比べると割合は少ないものですが、有害性が高く肌への影響も大変強いものです。このUVBは、皮膚の表面に影響を与えるとされ、「日焼け、シミ、そばかす、乾燥肌」など、多くの肌トラブルを引き起こす要因になるとされています。
アウトドアや海水浴といった際に、日焼けをして肌が真っ赤になることがありますが、その炎症はUVBによるものです。また、皮膚がんや白内障などといった病気の原因になると言われており、健康面にも影響を及ぼことがある注意が必要な紫外線です。
春はもともと肌荒れを起こしやすい季節
春は進学や就職、転勤など、環境の変化が大きい季節でもあります。
慣れない土地や環境に順応していくのは、誰しも精神的に負担となることで、気を張っているうちにストレスが溜まりがちになります。そして、その状態から自律神経やホルモンバランスにも影響を及ぼし、肌荒れを引き起こしてしまうといった悪循環になるのです。
また、春は穏やかな気候の日が多いですが、日中と違って朝晩は冷え込む日も多いです。日中はポカポカとしているのに、夜はグッと冷え込んだ気温になるといった寒暖差は、自律神経の乱れを引き起こしやすく、肌荒れにも影響を与えます。
こういった自律神経やホルモンバランスの崩れたときに強い紫外線を浴びてしまうと、更に肌荒れを引き起こしやすくなってしまうため、春は肌にとって注意が必要な季節だと頭に入れておくことが大切です。
春から徹底!紫外線対策と肌荒れ防止のポイント
日焼け止めをこまめに
普段の外出や日常生活の範疇であれば、SPFの低い日焼け止め(SPF15〜30程度)でも効果が期待できます。屋外に長時間いる予定のある日は、普段よりもSPFの高い日焼け止めを塗りましょう。
日焼け止めのポイントはこまめに塗り直すこと。「朝塗ったから大丈夫!」と安心せず、数時間おきに塗り直すことを心がけることで、紫外線を防ぐ効果が上がります。
乾燥を防ぐ保湿ケア
健やか肌をキープするために重要なのは、保湿ケアです。
化粧水や乳液といった基礎化粧品を一通り使用し、肌の水分と油分のバランスを整えましょう。
やり方としては、ハンドプレスで肌になじませたり、手のひらで人肌程度に温めてから顔に塗ったりといったことを徹底すると、更に保湿ケアとして効果的です。
美白効果があるとされる栄養素を取り入れる
日焼けによってダメージを受けてしまった肌は、新陳代謝を活発にして肌サイクルの回復を促してあげると、ダメージを緩和できる効果があるとされています。
新陳代謝を促進させる働きがあるとされているのは、ビタミンA、C、Eといったビタミン類で、主に卵黄や柑橘類、ナッツ類などに多く含まれています。
また、抗酸化作用のあるリコピンが豊富なトマトや、ポリフェノールが豊富なそばや緑茶、カカオといった食材も、紫外線対策や肌荒れに効果があるとされているので、積極的に摂取するとよいでしょう。
春から注意が必要な紫外線。春からしっかりと対策して、肌荒れのしにくい健やかな肌をキープしていきましょう。