オーガニックとは?オーガニック食品・市場について

らでぃっしゅぼーやの輸入食材は、らでぃっしゅぼーやの基準をクリアしたものです。
その中には、海外のオーガニック認定を受けたものが多数あります。
現在の世界を取り巻くオーガニック野菜・食品事情について、JONAの高橋俊彰さんにお話しをききました。
そもそも「オーガニック」とは?
「オーガニック」と「有機」は同じ意味で使われています。本来は、農薬や化学肥料に頼らずに、太陽や水、土地と、有機肥料など自然の恵みをいかして行う農法などのことをいいます。その上で「有機JAS認証」は、最低3年以上使用禁止資材を使っていない圃場であることなど、定められている規定をクリアしなければなりません。また、農産物と農産物加工食品については、有機JAS認定を受けていないと日本では「有機」「オーガニック」の表示をすることができません。
どんどん拡大する世界のオーガニック市場
オーガニックが進んでいるといわれる欧米。オーガニック専門店がたくさんあるとか、スーパーで普通にオーガニック野菜が売られているなどという話も耳にします。
「世界のオーガニック市場は欧米を中心にずっと伸び続けています(グラフ?参照)。たとえば、2013〜14年の売り上げの伸びを見ると、アメリカで約11.4%、EUで約7.6%にもなります。さらに最近では、中国や韓国、東南アジア、南米、中東などでも拡大しています。まだまだ飽和状態ではないので、今後も伸びていくでしょう」
と、日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会認証マネージャーの高橋俊彰さん。
現在、市場のなんと9割以上を欧米が占めているのだと言います。
日本はオーガニック市場では後進国?
日本のオーガニック市場も徐々に拡大していますが、まだまだ発展途上です。
たとえば、農産物全体のうちオーガニック認証を受けた農産物の割合はわずか0.25%しかありません(グラフ?)。また、1人当たりのオーガニック食品購入金額を見ても、日本はアメリカの10分の1にも満たない数字です(グラフ?)。オーガニック農法も含めた農業技術は世界的にも水準が高いといわれる日本ですが、オーガニックの普及という面では後れをとっています。
「一般に、ヨーロッパは、チェルノブイリの原発事故なども影響していて環境問題への意識が高く、アメリカでは健康志向が強いとされ、それが需要につながっているといわれています。一方で、欧米と比べて日本にオーガニックが広まらないのは、消費者とオーガニックの間に距離があるからだと感じます。オーガニックは特別なものだと考える人が多いのではないでしょうか」
オーガニック食品の魅力。オーガニック食品との距離を縮める
では、オーガニックとの距離を縮めるためには何が必要でしょうか。
「自分が食べているものが環境とどうつながっているのかを知ることが大切です」
たとえば高橋さんは、実験圃場で米を育て、収穫する体験を通して環境とつながっていることを実感してもらう取り組みなどを行っています。
「こうした体験によって、たとえば自分が食べるものの種はどこから来たどんな種なのかを考えたり、農薬や化学肥料を使えばやがて川にも影響があることを想像できるようになります。自分が生きているのは、よい環境があり、安全な食べ物があるからこそで、自分が食べることの意味を考えさせてくれる。それがオーガニックの魅力でもあります」
現在、オーガニックの認証方法は、国際的に統一されるようになり、とくに日本と欧米は同じような基準で認証するようになりました。
さまざまな食品が輸入される現在、海外でどのように作られたのかを考えながら選ぶことも、実はとても大切なことなのかもしれません。
らでぃっしゅぼーやではさまざまな輸入食品を提供しています。商品の背景にあるオーガニックの魅力も十分に楽しんでください。こだわりの食材についてはこちらをチェックしてください。
日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会
高橋 俊彰(たかはしとしあき)
認証マネージャー。2002年から国内の業務に加え、海外関係の業務に主に従事。有機農業の普及に努めるIFOAM(国際有機農業運動連盟)の日本組織「IFOAMジャパン」の理事も務める。
いかがでしたでしょうか。
らでぃっしゅぼーやでは、こだわりの安心な食材を多数ご用意しております。
<らでぃっしゅぼーやのこだわり>
・有機・低農薬野菜と無添加食品をお届け
・独自の生産基準で安全とおいしさを追及
・年間取り扱い商品約12,000品目の中から選べる
是非ためしてみてくださいね。
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