意外と知らない!?ハムとソーセージって何が違うの?

ハムとソーセージにはどんな違いがあるのか知っていますか?
「見た目が違う」、「食感が違う」といった違いはありますよね。しかし、ハムとソーセージの違いはそれ以外にも大きな違いがあるのです。
ここではハムとソーセージの歴史、種類、その違いについて紹介していきます。
ハムの歴史と種類
ハム(Ham)は、「豚のモモ肉」を意味する英語です。日本の一般的なハムは、豚のモモ肉を塩漬けにしたり、燻製にしたりしたものです。
そんなハムですが、紀元前から作られていたと推定されています。1度に10~15頭ほどの子どもを産む豚は大昔から、家畜として飼われており、肉を塩漬けにして、ハムとして食べられていたようです。
ハムの種類にはどんなものがある?
ハムは基本的に5種類あり、原材料の部位によって種類が決まっています。
①ロースハム
ロース(豚の肩から腰にかけての背中の部分)を使った、加熱したハムです。
②ボンレスハム
豚のモモ肉から骨を抜いた部分を使った、加熱したハムです。
③骨付きハム
豚のモモ肉から骨付きのままの部分を使った、加熱したハムです。
④ショルダーハム
豚の肩肉を使った、加熱ハムです。
⑤生ハム
豚のロースやモモ肉などいろいろな部位を使って、加熱せずに作ったハムです。
世界の3大ハムって?
世界の3大ハムを知っていますか?
・スペインの『ハモン・セラーノ』
・イタリアの『プロシュート・ディ・パルマ』
・中国の『金華ハム』
ヨーロッパのハムは、熱を使って加工することがほとんどありません。そのため、多くのものが生ハムとして食べられています。
また、肉の種類が違うこともあります。実のところ日本のハムは、ものによってはモモ肉以外の部位も使われています。それに対して、海外のハムは豚のモモ肉だけ使ったものが多いのです。
ソーセージの歴史と種類
ソーセージは、肉を一度ミンチにして腸の皮に詰めて作られます。
そんなソーセージは、ギリシア時代(紀元前10〜8世紀)から作られていました。古代ギリシアの長編叙事詩『オデュッセイア』にも登場することからも、ハムと同じく古代から作られてきた食品だということが分かりますね。
ソーセージの種類にはどんなものがある?
よく見かけるソーセージは5種類あり、太さや使われている皮などによって変わります。
①ウインナーソーセージ
ソーセージの1種で羊腸を使用し、太さが20ミリ未満のもの。
②フランクフルトソーセージ
ソーセージの1種で豚腸を使用し、太さが20~36ミリ未満のもの。
③ボロニアソーセージ
ソーセージの1種で牛腸を使用し、太さが36ミリ以上のもの。
④リオナソーセージ
ウインナーと同じ製法で中に野菜やチーズを混ぜたもの。
⑤ドライソーセージ
いわゆる、サラミ。乾燥させて仕上げたもの。
ハムとソーセージってなにが違うの?
ここまでハムとソーセージの歴史や種類について紹介してきましたが、ハムとソーセージにはどんな違いがあるのでしょうか。
簡単にお伝えしますと、見た目や食感のほかに製造方法の違いがあります。
製造方法の違いとしては、ハムは肉の塊をそのまま使ったもので、ソーセージはミンチにして腸詰めしたものです。これが食感にも大きな違いを生んでいるのです。
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