品種改良とは

品種改良とは

毎年、品種改良によりいくつもの品種が生まれてきます。どうやって生み出されているのでしょうか?

1万年の歴史を持つ農耕文明において、選抜育種というものが進められてきました。簡単に言うと交雑や突然変異、環境影響で偶発的に発生した「人にとって望ましい」形質をもつ「株」を数ある中から拾い上げます。その株から出来上がった種を次の季節に蒔き、より人にとって望ましい形質を高める選抜を繰り返してきました。

 

現在は、1年に1世代の交配を行うのではなく、交配結果を素早く判定する手法(DNAマーカー)を用いていますが、この説明はまたの機会に。

 

さて、一体誰が育種をしているのでしょうか。大きく分けて公的機関、民間種苗会社、個人です。公的機関ですと、出来上がった品種に「ばれいしょ農林1号」や「ソバ農林1号」という無骨な品種名に。個人だと育種者の苗字や村の名前など。種苗会社はバラエティに富んで?会社の色?が出ます。「ネーミング会議が年配者ばっかりだったんだろうな」とか「若い人が加わったかな?」などと想像させてくれる会社もあります。

 

最近の品種改良の狙いはどこにあるのでしょうか? 主に耐暑性、耐病性、揃いの良さに重点を置いています。実際に栽培にたずさわると実感するのですが、ほうれん草や小松菜など古参品種と最新品種を比べると、特に「生育揃いの良さ」に違いが出ます。揃いの良さは、栽培〜出荷においての作業を円滑に進めてくれるため、生産者が最も求める要素です。

 

よく、昔の品種はおいしくて栄養価も高くて……と言われますが、すべてがそういう訳ではありません。野菜の食味は品種のほか、季節や栽培手法の影響が非常に大きいのです!

 


 

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