「葉かき」「摘芯」とは。家庭菜園の暑さ対策。

「葉かき」「摘芯」とは。家庭菜園の暑さ対策。

葉っぱを切る「葉かき」、芯を切る「摘芯」はなぜやるのでしょうか?

家庭菜園で必要な暑さ対策なのです。家庭菜園の暑さ対策をご紹介します。

 

家庭菜園の野菜にも暑さ対策が必要です

家庭菜園で、お盆を過ぎた頃に増えるのが樹のトラブルです。猛暑や夏至以降に日照時間が短くなることが原因で樹にも不調が出るのです。ここで大切なのは「葉かき」、「暑さ対策」、「摘芯」です。

 

1.葉かき

摘芯写真

「葉かき」は図のように、収穫段より下の葉を少し残して除去して風通しをよくし、樹を刺激する意味があります。収穫段数が進むごとに除去してください。はさみなどで切らずに、葉の根元の自然にポキンと折れるところから除去するのがポイントです。

 

 

2.暑さ対策

暑さは野菜にとって大敵です。トマトには22〜28℃くらいが最適。人が暑いと感じたら野菜も暑いのだと思ってあげてください。

 

日中、常に日が当たるベランダはトマトにとっては暑すぎます。暑さがピークを迎える12〜14時は遮光したいもの。遮光資材は透過性の白色がベストです。遮光が難しいという方は、プランターに直射日光が当たらないようにしてください。

 

発泡スチロールで日を遮る、アルミ箔を掛けるなどで結構です。夕方には軽く水をかけて、クールダウンしてやります。夜にプランターの内部が高い温度を持っていると野菜も休むことができません。野菜が休む=実に養分を溜め込む時間なのです。

 

 

3.摘芯

葉かき写真

厳しい環境の中でダラダラ生長させるのではなく、生長点を摘みとることで野菜に「ここで生長は終わりだよ」というメッセージを出してあげるのが「摘芯」です。摘芯することで、樹を上に伸ばす力を実に向かわせます。摘芯は、生長点を切り取るだけです。生長点付近の花が最後の収穫物となります。7月20日に摘芯すると、一番上の花は9月1〜15日に収穫できます。

 

いかがでしたでしょうか。

夏を乗り越えれば収穫が待っています。暑さ対策をしっかりして夏を乗り越えましょう。

 

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