家庭内でも使われる農薬を知っていますか?「植物由来」がもたらす日用雑貨の安全性

家庭内でも使われる農薬を知っていますか?「植物由来」がもたらす日用雑貨の安全性

防虫、防カビ、抗菌など、目的がはっきりしているうえで 合成された化学成分は、もちろん効果があります。

 

しかしそれらの目的はただひとつ。

 

特定の害を「消滅させる」こと。

 

では「消滅させる」成分が 人間の体にどう働くでしょうか。環境にとってはどうでしょうか。日々体に触れる成分に化学農薬は必要でしょうか?食べものと同じように、安全性を追求したいものです。

 

 

家庭内でも使われる農薬

洗剤イメージ写真1

 

食品に使われる農薬や添加物に不安を感じる方は多くいます。

 

しかし「日用雑貨」の安全性というと、なかなかピンときません。これからの季節、家庭内では防虫・防カビ・消臭・抗菌を目的とした雑貨が活躍します。

 

まず忘れてはならないこと。それは家庭用殺虫剤や園芸用殺虫剤には、「農薬」と同じ成分が使われている、ということです。

 

その代表例がピレスロイド系化合物や、有機リン系化合物。もちろん、人に対する安全性を確認したうえで、多くの法律や自主基準による規制のもとにつくられています。しかし長期接触や複合接触には疑問が残ります。

 

例えば、近年、高気密化する住宅事情と相まって、少量の化学物質によって反応が出る「シックハウス症候群」などの報告が増加しました。それらを受けて、2002年に厚生労働省が化学物質室内濃度指針値(13物質)を策定し、原因物質の使用を制限しました。その中には殺虫・防虫成分が含まれています。

 

畑で使われる農薬は、希釈倍率や 使用回数、収穫までの使用禁止期間などが定められ、使用方法が厳しく制限されており、らでぃっしゅぼーやではさらに確認作業を行なっています。それと同様に、農薬の成分が使われている家庭用の殺虫剤も気にしなければなりませんが、市販された製品を使うのに、「怖さ」を知らずに使っているというのが現実です。

 

 

忌避した後は、自然に還る

 

もちろん、優れた効果が支持された商品が多くあることは確かです。しかし、できれば農薬系の成分を使わずに防虫、防カビなどの効果を期待したいもの。そこで注目したいのが、植物由来や天然由来の成分なのです。(注:天然成分が無条件ですべて安全というわけではありません。感染症予防の観点では、化学薬品も必要な場合があります。)

 

洗剤イメージ写真2

 

例えば天然除虫菊を使った「菊花せんこう」は蚊を「殺す」のではなく、アロマによって、蚊を「寄せつけない」という視点に立ったもの。

 

また、天然除虫菊は時間とともに分解されて自然へと戻っていきます。その場限りの効き目だけに注目するのではなく、大気中に残留しづらい成分を選ぶことも、健やかな空気を守るた めに大切なのです。

 

暮らしに役立つ植物由来成分はまだまだたくさんあります。

  

 

さあ、快適な衣替えを!

 

洗剤イメージ写真4

 

衣替えだけでなく、寝具、カーテン、カバー類など、大判の布類をお手入れする季節です。

 

植物由来の忌避剤の効果と爽やかな使い心地を体験するチャンスです。